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お湯の温度でコーヒーの味はどう変わる?理想的なお湯の温度と淹れ方

2023.09.07
お湯の温度でコーヒーの味はどう変わる?理想的なお湯の温度と淹れ方

「お湯の温度でコーヒーのおいしさが変わる」といった話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?今回は、コーヒーとお湯の温度の関係やコーヒーを美味しく淹れるための方法について詳しく解説します。

お湯の温度とコーヒーの味わいの関係

まずは、お湯の温度とコーヒーの味の関係について解説します。

お湯の温度でコーヒーの味が変わる理由

お湯の温度が違うと、コーヒー豆から抽出される成分の量が変わるため、味が変化します。例えば、苦味や渋味成分は高温でより効率的に抽出できます。一方、低温だと酸味の成分がより抽出されやすくなります。このように、同じコーヒー豆でもお湯の温度一つで味わいが変わるのです。

温度が高すぎるとどうなる?

温度が高すぎると、過度に苦味やエグ味を引き出す成分が抽出されてしまい、コーヒーが苦くなりすぎたり、焦げたような風味が強調されたりする可能性があります。具体的には95℃以上の高温では、特に焦げた風味の元となる成分が過剰に抽出されやすいです。

温度が低すぎるととどうなる?

温度が低すぎると、風味を引き立てる成分の抽出が不足しがちです。糖分やフルーツのような風味成分は高温で抽出されやすいので、低温ではそれらの成分が不足し、コーヒーが薄味に感じられるかもしれません。具体的には60℃以下の低温では、美味しさを引き立てるための成分が十分に抽出されないことがあります。

美味しく淹れるならお湯の温度にこだわろう

以上のように、コーヒーの味はお湯の温度によって変化します。お湯の温度が適温でないとも味のバランスが崩れやすくなるため、適正なお湯の温度でコーヒーを淹れることが大切です。より美味しいコーヒーを淹れるためにも、お湯の温度にこだわってみてください。

ホット・アイスごとに解説!ドリップコーヒーの最適な温度と淹れ方

では、コーヒーを淹れる際のお湯の温度はどのくらいが適正なのでしょうか?ここでは、ホット・アイスそれぞれのお湯の温度と美味しい淹れ方について解説します。

ホットコーヒー

淹れるお湯の温度

一般的に、ホットコーヒーを淹れる際のお湯の温度は93~95℃が適切とされています。この温度であれば、コーヒー豆の成分を適度に抽出し、バランスの良い味わいを引き立てることができます。沸とうしたお湯を火からおろして約1分冷ますと、だいたいこの温度になります。

飲みごろの温度

飲みごろの温度は一般的には60~70℃程度とされています。これは、舌が熱く感じない適度な温度であり、同時に風味成分が感じられる範囲内の温度でもあるからです。この温度範囲ならば、コーヒーの味や香りを十分に感じ取ることができます。ただし、これは一般的な目安なので、アツアツがお好きな方は冷まさずにすぐに飲むと良いでしょう。

 

おいしい淹れ方

ペーパードリップやコーヒーメーカーにコーヒー豆をセットします。量は、「1杯分:豆10〜15gお湯150cc」を目安にしてください。93~95℃のお湯を少量(豆全体が湿る程度)注ぎ、コーヒーを軽く蒸らします。約20秒程度蒸らすと、コーヒー豆から二酸化炭素が放出され、味や香りを均一になります。蒸らしの工程が終わったら、残りのお湯をゆっくりと注いでいき、コーヒーを抽出します。抽出が終わったら、ドリッパーから外してカップに注ぎます。最後の一滴まで抽出するとえぐみが出てしまうので、目標の分量が抽出できたらすぐにドリップを終わらせるようにしましょう。

アイスコーヒー(ドリップコーヒーに氷を入れる場合)

淹れるお湯の温度

お湯の温度はホットもアイスも同じで大丈夫です。93~95℃のお湯を使いましょう。ドリップしたコーヒーを急冷することで、透明度が高く爽やかなアイスコーヒーになるので、95℃前後のやや高めの温度でも良いかもしれません。

飲みごろの温度

アイスコーヒーを美味しく感じる温度は、約4~6℃とされています。淹れたては少し温度が高い可能性があるため、飲む直前まで冷蔵庫で冷やしておくと良いでしょう。冷蔵庫から出してグラスなどに注ぐ工程で少しぬるくなるため、約2~4℃まで冷やしておくと飲む直前に適温になるはずです。保温性能の高いタンブラーやコップを使うなど、コーヒーを入れる容器にこだわるのもいいですね。

おいしい淹れ方(2杯分)

ペーパードリップやコーヒーメーカーにコーヒー豆をセットします。量は、「豆20〜25gお湯150cc」が目安です。氷で冷やす際に薄くなるため、豆はホットの倍の分量を用意しましょう。ドリップの工程はホットと同じです。ホットの項目を参考に、蒸らし・ドリップを行ってください。ドリップが終わったら、すぐに氷を入れていきます(約150cc)。できたてを急冷することで透明感と爽やかさが出るので、素早く氷を入れるようにしてください。マドラーなどでかき回し、氷が溶けたら完了です。キンキンに冷やしたい場合は、冷蔵庫でさらに冷やすか、氷を追加すると良いでしょう。

お湯の温度管理が簡単!象印のコーヒーメーカー2選

コーヒーを美味しく淹れる際には、93~95℃のお湯を使うことが大切です。ただ、毎回お湯の温度を測るのは面倒という方もいるのではないでしょうか?そんな方には、お湯を適温で維持でき、そのままドリップまでしてくれるコーヒーメーカーを利用するのがおすすめ。ここでは、温度管理が簡単な象印のコーヒーメーカーをご紹介します。

コーヒーメーカー EC-RT40

コーヒーメーカー EC-RT40は、「挽く・注湯・抽出・保温」という全行程を自動で行ってくれるコーヒーメーカーです。おいしく淹れる温度にするため、「マイコン予熱」と「ダブル加熱」により高温での抽出を実現。さらに、蒸らし時間は20秒で設定されており、豆と水を入れるだけで手軽に美味しいコーヒーを楽しむことができます。「挽き目調節・濃さ調節」などの機能も搭載されており、自分好みの香りや味に調整することも可能。本体や各パーツも丸洗いができるので、お手入れも簡単。美味しいコーヒーを手軽に楽しみたいという方にぴったりなコーヒーメーカーです。保温力に優れた「まほうびん構造のステンレスサーバー」「ステンレスマグやコーヒーカップにも抽出可能」などシーンや人数に合わせた調整ができるのがポイントです。

 

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コーヒーメーカー EC-SA40

コーヒーメーカー EC-SA40は、EC-RT40をよりコンパクトにしたモデル。「挽く・注湯・抽出・保温が全自動」おいしく淹れる温度にするため、「マイコン予熱」と「ダブル加熱」による高温抽出、「20秒で設定された蒸らし時間」や「挽き目調節・濃さ調節」など、EC-RT40と同様の機能が搭載されており、本体・各パーツの丸洗いも可能。また、保温時の煮詰まりを予防する「マイコン制御機能」が搭載。アイスコーヒー用にドリップをするときにも便利な「保温なし」モードも選択でき、さまざまなスタイルでコーヒーを楽しむことができます。

 

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まとめ

コーヒーを美味しく淹れるには、お湯の温度にこだわることが大切です。今回ご紹介したお湯の温度や淹れ方を参考に、ぜひご自宅でも試してみてください。また、細かな温度管理が面倒という方は、全自動で美味しく便利にコーヒーを楽しめるコーヒーメーカーを検討してみてください。

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この記事を書いた人

ZOJIRUSHI編集部

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「暮らしをつくる」を企業理念として、お客様に快適で便利な家庭用品を提供しているZOJIRUSHI編集部

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