HMMデススティンガーZS HMMゾイド
製作時間:6時間ほど
コトブキヤから発売された「HMMデススティンガーZS」のレビューです!
個人的にHMMゾイドの傑作と思っている「HMMデススティンガー」のカラーバリエーションが登場しました!
過去に紹介したベストバイHMMゾイドの記事はこちらから。
記事でも紹介しているように「HMMデススティンガー」は"組み立てやすさ"・"デザインの良さ"・"良好な保持力とポーズの付けやすさ"の3点が非常に素晴らしく、現時点でもベストバイHMMゾイドを言えるお勧めのキットです。
今回はそんな「デススティンガー」のカラーバリエーションとなっていて、ゾイド妄想戦記やゲーム「ゾイドインフィニティ」に登場したザルカスペシャルとなります。
制御不能になり暴走したオリジナルデススティンガーの性能はほぼそのまま、人間の手で制御可能とした機体です。
他の帝国ゾイドと比べると奇抜なカラーリングになっているように見えますが、タカラトミー版が発売された2004年は「セイスモサウルス」を旗艦にするネオゼネバス帝国が活躍する時代でした。
そのため「セイスモサウルス」と同じカラーリングは並べた時に部隊や動物の群れ感が出て良い感じだと思いました。とはいえ、現行のラインナップでは浮いてしまうカラーリングなので、早くHMMゾイドで「セイスモサウルス」を発売してほしいですね!?
先に述べた通り、キット自体は非常にクオリティが高く、大型キットですが初めてHMMゾイドを組み立てるという人にもお勧めできる最強キットになっています。
■個人的に良いところ
組み立てが簡単
アレンジが素晴らしいデザイン
良好な保持力とポージングの付けやすさ
パーツのポロリがなく、接着剤が不要。
■個人的に悪いところ
現行のHMMゾイドのラインナップではカラーリングが浮く
■撮影カメラ:NikonD7200
■撮影レンズ:NikonAF-S Micro 60mm f/2.8G ED or NikonAF-S VR Micro Nikkor 105mm f/2.8 G IF-ED
■スピードライト:SB-700(天井バウンス)
■基本カメラ設定:f:8-16、SS:1/60~20、ISO:500、WB:オート
HMMデススティンガーZS
箱はこんな感じ。
タカラトミー版では海を背景にしたものでしたが、HMM版では砂から現れる姿を描いたものになっています。
キット自体がデザートカラーなので、活躍シーンとしては砂漠が似合いますね。同じデザート仕様の「HMMシールドライガー」と並べたい。
キットを様々な角度から。
他のプラモデルでは見ることができない唯一無二のシルエットは存在感が素晴らしく、ガラス棚に並べていると所有欲を満たしてくれます。
ノーマル「HMMデススティンガー」が暗めの配色だったので、明るいカラーリングによって存在感があるのも良い感じ。
脚に取り付けられたグリーンの丸モールドはちょっと微妙な配色のような気も。
一応、赤の丸モールドも付属するので気になる人は赤に変更できるのが親切で良いですね。
個性的なシルエットはゾイドシリーズを通しても存在感があり、サソリと海サソリを両立した角ばったシルエットはステルス戦闘機のようで格好良いです。
タカラトミー版のデザインとHMMアレンジの相性も良く、個人的には「HMMデススティンガー」が最強のHMMアレンジになっていると思います。
サイズも大きく、「ライジングライガー」と並べるとこんな感じ。
ゾイドワイルドシリーズと並べても巨大でラスボス感が強いです。なんだかんだいってワイルドブラスト(暴走)できるので組み合わせて遊んでも面白いかもしれません。
各部
▼頭部
全身が格好良いのですが、特に頭部は最強のデザインになっています。
ステルス戦闘機のような装甲、そこに備えられた4門の機銃、二重になっている牙、その奥にクリアパーツのバイザーがあり、よく見ると内部にある本当の顔が見えます。
この立体感と奥行きがあるデザインが素晴らしく、誰が見ても格好良いと言わせるデザインになっています。
デスザウラー級の超重装甲は大胆に開くことができて、無機質な装甲を外すと生々しい本当の顔が露出します。
邪悪さと精悍さを併せ持つメカニカルなデザインになっていて、HMMアレンジの見どころの1つなっています。
「Eシールドジェネレーター」を展開することが可能です。
▼ストライクレーザー・バイトシザース
「ストライクレーザー・バイトシザース」は可動が可能で、豊富な可動軸によって様々なポーズをつけることが可能です。
隠し武器である「レーザーカッター」と「AZ105mm展開式リニアキャノン」を展開させることも可能。
自由にポーズをつけられるため、展開させる武器によって格闘形態、射撃形態どちらのポーズも格好良くビシっと決まるのが気持ち良いです。
後方にもハサミを装備しており、格闘武器として使うのはもちろん、中央にはロケットブースターを装備しています。
こちらも可動範囲が良好で、様々なポーズを付けることができます。
ゾイドでは珍しい斜めに取り付けられた武器になっているのもお気に入りポイント。
ゾイドはどうしても武器の配置が縦か横の2軸になってしまいますが、斜めに構えた武器を持っているのもデススティンガーの魅力の1つだと思います。
▼脚部
脚部の8本の脚は「デススティンガー」の個性的なシルエットの重要ポイント。
良好な保持力と可動範囲を持っていて、「HMMゴジュラス」が上に乗ってもびくともしません。
マニュピュレーターになる爪やシリンダーを装備しており、情報量は十分。
組み立てるのが大変そうに見えますが、実際はシンプルなパーツ構成となっていて、組み立てるストレスはほとんどありませんでした。
▼AZ930mmショックガン
背中には「AZ930mmショックガン」を装備。
戦艦の主砲のような砲身にアレンジされていて格好良いです。可動範囲も広く、自由に角度を付けることが可能です。
▼尻尾
尻尾はメイン武器「荷電粒子砲」を中心に「AZ120mmハイパーレーザーガン」「AZ120mmハイパービームガン」を搭載。
クリアパーツが採用されていて、第二の顔があるようなデザインになっています。
「荷電粒子砲」は発射形態に変形が可能です。
基本ギミックはタカラトミー版と同じですが、HMMオリジナルギミックとして砲身の伸縮が追加されているのが良いですね。
メイン武器にギミックを追加しているのはさすが分かっている・・!
後方のフィンも展開することが可能で、開くとアクセントカラーの赤が見えてメリハリが出ます。
フィンは大きく開くことも可能で、尻尾を後ろに展開すれば海サソリ形態に変形させることができます。
胴体の裏側には海サソリ形態で使用するノズルがあります。
▼ゾイドコア
胴体の装甲を外すとゾイドコアが露出します。
こちらもHMMシリーズを通して気合の入ったデザインになっていて、禍々しいデザインはこのゾイドの特別感を強調しているかのようです。
活躍の場がゲームしかありませんでしたが、妄想戦記で漫画があればどのような活躍をしていたのか気になりますね。
その他
▼素体
装甲を全て取り外すことで素体状態にすることが可能です。
素体はHMM独特のアレンジとなりますが、作り込みが凄まじく、アーマーを取り付ける凹凸にもモールドが掘られていて、素体状態でも見応えのあるデザインになっています。
▼カラーバリエーション
余剰パーツも多く、グリーンのアーマーを増やしたり、脚の丸をレッドに変更することが可能です。
無色クリアパーツが付属するのも、改造する人には嬉しいポイントですね。
とにかく格好良くて、ちょっとポーズを取らせるだけでもビシっと決まるのも良い感じ。
やはり個人的には、ベストバイHMMゾイドと言える最高傑作になっていて、まだ購入していない人には是非この機会に購入をお勧めしたいキットです!
動画でもレビューしています、