楽天に「球界撤退」コール 「現場介入」三木谷オーナーが“釈明”も騒動収まらず (1/2ページ)

2015.08.13


三木谷オーナーは“現場介入”について反論したが【拡大】

 球界で波紋が広がっている「現場介入」に関して、楽天・三木谷浩史オーナー(50)が一部メディアで反論した。

 報道によると「介入」はフロントと現場の一体化、協調であり球団改革だとアピールしている。しかし田代打撃コーチの体を張った抗議辞任が引き金になっているだけに、この騒動は沈静化しないだろう。

 球団改革は結構だが、プロ野球球団はオーナー1人の所有物ではないという根本的な考え方が欠落している。安くはない入場料を支払って球場へ熱心に足を運び、応援してくれるファンの存在を全く無視している。ユニホーム組は球団だけの財産ではない。

 オーナーとしてチームを好きなようにしたいのなら、社会人野球に参加し総監督として思う存分やればいい。野球部員も社員なので、「現場介入」と非難されないだろう。

 ワンマンオーナーが球界、世間からバッシングされ、閉口してギブアップ。日本プロ野球界にはそんな教訓的な出来事がある。かつて西武・堤義明オーナーが森祇晶監督に翌シーズンのチームの指揮を「やりたければどうぞ」と発言したことから、球界内にとどまらず社会的な事件として大騒動に発展した。

 今回の「現場介入」にも球界OB、関係者は怒り心頭だ。背景には、ポスティングシステムの改革に象徴されるように、今の野球界は何でも反対の楽天vs11球団の構図になっている現実がある。それだけに、球界からの撤退を勧告する究極論まで飛び出している。

 

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