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大検証!楽天・三木谷オーナーぶち上げ「外国人枠撤廃せよ」 賛否真っ二つ…須藤氏は「大反対!」

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大検証!楽天・三木谷オーナーぶち上げ「外国人枠撤廃せよ」 賛否真っ二つ…須藤氏は「大反対!」

 プロ野球のオーナー会議が14日に都内で行われ、楽天・三木谷浩史オーナー(51)はグローバル化の観点から、現行最大4人までの外国人選手の1軍出場登録枠を撤廃すべしとぶち上げた。米国大統領選で「メキシコ国境に壁を建設する」など排外主義的な公約を掲げ当選したドナルド・トランプ氏の、逆を張るような発想。本当に外国人枠を撤廃したら、いったい何が起こるのか。そして日本球界は日本人選手の活躍の場を守るため、外国人枠を制限し続けるべきか、それとも門戸を開放し世界との自由競争に身を投じるべきか。徹底検証した。

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 9月の前回オーナー会議に出席したのが約3年ぶりだった三木谷氏だが、この日も他球団の首脳らを前に、球界改革の自説を展開した。

 「外国人枠を撤廃の方向で考えた方がいいんじゃないかと。私たちがやっているのはアマチュアではなくプロの興行。最高のプレーを見せるというのがミッション。そうであるなら日本人でなければという理由がない」

 他球団からの反応は「あまりなかった」と肩すかしに終わった様子だが、J1リーグ・神戸のオーナーでもあり、「サッカーの欧州リーグが(外国人枠を)撤廃したら盛り上がった。Jリーグも外国人枠を拡大し、撤廃の方向にある」とも力説した。

 江戸川大の小林至教授は「いいビーンボールを投げたと思う」と撤廃論に賛同。「外国人枠があるリーグは、自ら二流だと言っているようなもので、みっともない」と主張する。

 小林教授はソフトバンクの球団取締役時代に、孫正義オーナーの号令を受け、日米の覇者が対決する「リアル・ワールドシリーズ」を実現するべく奔走したが、MLB側からやらない理由のひとつとして「あなた方は同じ土俵にいない。こちらは外国人にも門戸を開いているが、そちらは排斥している。差別じゃないか」といわれた。

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