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【吉井怜】闘病から復帰して早12年 結婚願望はめちゃくちゃあります (1/2ページ)

2014.12.12


吉井怜【拡大】

 トップアイドルとして活躍中に急性骨髄性白血病を発症。約2年の闘病生活を経て、女優復帰してから早いもので12年の歳月が流れた。

 「今は1年に1回、血液検査をするだけで、すっかり元気です。死に直面したことで、自分を見つめ直すことができました。病気になるまでは苦手なことには逃げてしまっていて、仕事をただただこなしていたところもあったんです。だから、もし病気にならないであのまま仕事をしていたら、今頃は芸能界にいなかったかもしれないですね」

 2006年公開の映画「LOVE MY LIFE(ラブマイライフ)」(川野浩司監督)ではヌードを披露し、話題になった。

 「作品として必要なシーンだったので、脱ぐことに抵抗はなかったです。無理に隠して気を使った芝居をするよりもいいですから」

 女優として大切にしているのは、「人の言葉をきちんと聞ける状態でいる」ことだ。

 「役のイメージは、自分だけではなく、演出家や脚本家などみんなそれぞれ思うことがあるので、さまざまな人の意見を取り入れています」

 30代になってから、変わったことがある。

 「29歳のときは30歳になるのが嫌だったのですが、いざなってみると無駄なプライドがなくなりました。完璧にやらなきゃという気持ちがなくなり、自分ができることもできないことも受け止め、もっと自分を愛してあげなきゃいけないなと思えるようになったんです。あとは、分からないことがあったら素直に聞けるようになりました。人に甘えるって大事ですよね」

 年を重ねることで世界も広がった。

 「やりたいことがいろいろ出てきて、みそソムリエとカラーセラピストの資格をとりました。20代の頃よりも、自分自身に余裕が持てるようになりましたね」

 結婚願望は?

 「めちゃくちゃあります! お互いのことを尊重し合える人がいいですね。今、飼っているワンちゃんや家族を大切にしてくれる人がいいなぁ」

 一見、しっとりした女性らしい人に思われがちだが、実際は明るくてサービス精神旺盛で、ユーモアもある。彼女と話していると、「相手を楽しませたい」という気持ちが伝わってくる。

 

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