1980年のデビュー以降、「赤道小町ドキッ」(82年)など数々のヒット曲を放ち、“総立ちの女王”として知られる歌手、山下久美子(57)が、デビュー35周年記念アルバム「ALL TIME BEST Din−Don−Dan」をリリースした。記念ライブも予定し、「100歳まで総立ちライブを続ける」と意気込む山下を直撃した。
アルバムは、ヒット曲から新曲、アーティストとのコラボまで3枚組にレーベルの枠を超えた50曲を収録。山下自身も「35年分が集約された選曲。これほどのアルバムになるとは…」と驚く。
1、2枚目にはデビュー曲「バスルームから愛をこめて」(80年)や「こっちをお向きよソフィア」(83年)などヒット曲を収録。「リメークではなく、なるべく当時の音源をリマスターして収録したところに価値がある。すごくいい音で、聞きやすい」という。
3枚目には敬愛する忌野清志郎とのデュエット曲「愛の行方」(2005年)も収めた。「清志郎さんがすごすぎて、当時は何を歌っているのか分からないぐらい緊張していた」と振り返る。新曲も盟友・大澤誉志幸の作曲、プロデュースの「Din−Don−Dan ホラ胸が鳴る」なども収録している。