今年1月、大動脈解離を発症し、緊急手術を行ったことを明かしたタレント、大木凡人(69)。大動脈解離は搬送前に20%が死に至るといわれる病気とあって、まさに九死に一生を得ていたのだ。
本人がテレビなどに出演して明かしたところによると、1月に入って、胸の苦しみを訴えていたが、同月19日にトイレで立ち上がった途端、「バリバリバリ」と体中が引き裂かれるような痛みに襲われたという。
自ら119番通報して東京都内の病院に救急搬送された。心臓の左にある大動脈が約60センチ破れていることが判明し、同21日に緊急手術した。
大動脈解離は、一番太い血管の大動脈の内側に亀裂が入り、血管の壁が薄くなり破裂しやすくなる病気で、発症すると死に至る確率がとても高くなる。左腕の動脈と右足のもものつけねからカテーテルを入れる手術を行い、一命を取り留めた大木。現在は自宅療養中。10キロもやせたが、元気になっているという。
所属事務所は「22日に再検査の結果が出る。それを受けて仕事復帰を検討する」と説明。また所属事務所は、これまで公称していた年齢より4歳上の69歳であることを公表した。