タレント、みのもんた(69)の次男で、酒に酔って寝ていた男性会社員のバッグを盗んだとして窃盗容疑で逮捕された日本テレビ社員の御法川雄斗(みのりかわ・ゆうと)容疑者(31)=東京都港区=が、警視庁捜査3課の調べに対し、「お金があれば盗もうと思った」などと容疑を認める供述をしていたことが2日、わかった。
次男の自供で、報道番組の出演自粛を続けるみのに、完全降板のプレッシャーが重くのしかかることになる。
みのは次男の1度目の逮捕を受け、9月13日に「みのもんたの朝ズバッ!」などTBS系2番組の出演自粛を決定。だが、日本テレビ系(読売テレビ制作)のバラエティー番組「カミングアウトバラエティ!! 秘密のケンミンSHOW」と文化放送の「みのもんたのウィークエンドをつかまえろ」は出演を続けている。とりわけラジオ番組では「所帯を持って独立した三十過ぎの人間がいくら身内だとしても、親が責任を取るのはおかしい」と持論を展開。出演自粛を促したTBSのプロデューサーについて語り、「どこで達観したのこいつは、というような素敵なプロデューサーでね」と辛辣(しんらつ)な言葉で切って捨てていた。
そのTBSはみの問題に苦慮。みのと対等に話ができる昵懇(じっこん)の幹部が病気で現場を外れており、引導を渡せる人材がいないという。それでも、「次男の再逮捕を前提に対応をずっと協議してきた。再逮捕で起訴となれば自粛では済まないという流れ」(TBS関係者)と、機を見て“みの外し”に乗り出す方針を固めたという。社会的批判がさらに強まることや、自粛中も「朝ズバッ!」の視聴率に大きな変化がないことが理由だ。