“お天気お姉さん”整体の道へ!きっかけは和田アキ子

★お天気お姉さん・相沢早苗さん

2012.03.07


「お天気お姉さん」相沢早苗さん(当時)【拡大】

 1980年代前半から90年代半ばにかけて、TBS系の「お天気ネットワーク」「日本列島あしたのお天気」といった天気予報番組のレギュラーで、「お天気お姉さん」として親しまれたのが、相沢早苗さんだ。

 長野市郊外にある実家が農家のため、天気、天候に大きく左右される農作業の苦労を肌身で知っていた。「天気予報を通じて親孝行したい」とオーディションで答えたことが採用につながったのだそうだ。

 「よく実家の田んぼから、田植えや稲刈りの実況を交えてレポートしたのですが、『手つき、足の運びは本物』と評判でした」

 今は東京・赤坂の整体治療室「さなえ健康工房」で施術を行うとともに、健康運動実践指導者、介護予防運動指導員、そして日本工学院専門学校声優・俳優科講師として忙しい毎日を送っている。

 整体のきっかけは?

 「和田アキ子さんに『すごい楽になった』とお褒めいただいたことが、この道に進むことになったきっかけです。専属契約しない? って言われるほど可愛がっていただき、約3年半、『アッコにおまかせ!』(TBS系)の収録後、マッサージのため和田さんの楽屋に通っていたんですよ」

 現在、メーンで取り組んでいるのが中高年を対象にした手軽な健康講座や講演だ。「資格と開業16年の経験、それとタレント時代のエピソードを交え、どうしたら明るく健康な毎日を過ごすことができるのかをお伝えしています」

 4月からは、静岡朝日放送主催のカルチャースクール「朝日テレビカルチャー」で毎月第2、第4月曜日に「笑顔あふれる健康講座」「笑顔あふれる話術アップ講座」の担当も決まっている。

 ボランティアにも熱心だ。事務所のある赤坂はもとより、都外の介護施設でも体操や手話コーラス、ハンドベル、カラオケでイベントに協力。また日本工学院専門学校声優・俳優科の生徒と授業の一環として介護施設の訪問も続けている。

 お天気お姉さんは今、笑顔と健康の“お姉さん”だ。

 ■あいざわ・さなえ 長野市出身。日本工学院専門学校アナウンスコース(当時)を卒業後、長野放送の番組スタッフに。1983年からTBS系の天気予報番組の「お天気お姉さん」として親しまれた。96年に整体治療室「さなえ健康工房」(東京都港区赤坂2の17の55 赤坂福住ビル1F)を開業。06年から日本工学院専門学校講師。治療院は、夫でテレビキャスターの大沼啓延氏が代表を務めるテレビ番組制作会社「大沼企画」に併設。相沢さんの施術は要予約。

 

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