オウム事件の取材で知られるジャーナリストの江川紹子さん(51)が、コメンテーターとして出演中のTBS系情報番組「サンデーモーニング」(日曜午前8時)で、野球解説者の張本勲さん(70)と意見がぶつかり、TBSから20日の出演を見合わせるよう求められたことが分かった。江川さんがミニブログ「ツイッター」で明かした。
意見の食い違いがあったのは5月23日。大沢啓二さん(78)と張本さんが「あっぱれ」と「喝」を入れるスポーツコーナー「週刊御意見番」で起きた。
張本さんがプロ野球の楽天・岩隈久志投手(29)の途中降板について「喝ッ!」と一喝した後に「最後までマウンドを守るのがエース」などと精神論を説いた。これに対し、江川さんが「えーっ」「途中降板もありなのでは?」などと反論したという。
番組では激しい口論にはならなかったが、2人の関係がこじれたため、TBS側は両者らを交えて何度か話し合いの場を設けた。しかし関係修復には至らず、江川さんに20日の出演について見合わせるよう、依頼したという。
同局は「2人が積極的に気持ちよく出演していただけるための措置。今後も話し合いを続けていきたい」と説明。江川さんは月1回程度の出演だったが、今後の予定は未定としている。
江川さんはツイッターで、TBSの対応について「非常に落胆しています」などと書き込んでいる。ここで大沢親分が仲裁できれば「あっぱれ」なのだが…。