立憲民主党では、昨年の衆院選で落選した辻元清美氏(62)が、参院選比例代表にくら替えし、国政復帰を果たした。地元の大阪府高槻市で「うれしい。早く国会に戻って社会の問題を解決する一員になりたい」と述べた。
京都選挙区では福山哲郎氏(60)が自民、維新候補との激戦の末、5選を果たした。福山氏は「京都のことは京都で決める、この一言に凝縮されている。多くの皆さまの力を結集し勝ち取った1議席」と安堵(あんど)の表情を見せた。
長野選挙区では杉尾秀哉氏(64)が自民党新人の松山三四六氏(52)を破り、再選を決めた。1人区対決の選挙戦では松山氏の猛追を受けていたが、終盤に松山氏が過去の女性問題を週刊誌に報じられ、失速した事も有利に働いた。
比例では元タレントの青木愛氏(56)が3回目の当選を果たした。一方、当選3回の白眞勲(はく・しんくん)氏(63)と当選2回の有田芳生氏(70)は議席を失った。