パソコンで「メモリ」や「CPU」の使用状況を確認する方法

技あり!PC活用術

現在の「CPU」や「メモリ」の使用状況を確認するにはどうすればいいですか?

「タスクマネージャー」の「パフォーマンス」ページでチェックできるわ。

その「タスクマネージャー」はどうやって開けばいいですか?

タスクバーを右クリックして現れるメニューから選択するのが早いわね。

表示された「パフォーマンス」情報は保存できますか?

画面を右クリックして現れるメニューで「コピー」を選択すれば、画面に表示されている情報はテキストとして保存可能よ。ショートカットキー「Ctrl+C」も使えるわ。

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説明

「タスク マネージャー」とは起動中の「アプリ」や「プロセス」を管理する Windows に付属する管理ツールです。
「タスク」ごとの実行状態や CPU、メモリ、ディスクの使用状況の確認、さらに「タスクの終了」などの操作も可能です。


「タスクマネージャー」を開く方法はいくつもありますが、Windows 11 の場合、画面下のタスクバーでアイコンなどがないところを右クリック、表示されるメニューから「タスクマネージャー」を選択するのが早くて使いやすいでしょう。

Windows 10 の場合もタスクバーを右クリックしたメニューの中にあります。

さらに一発のキー操作 (ショートカットキー) で開きたいなら

Ctrl + Shift + Esc

を覚えておきましょう。
3つのキー「Ctrl」「Shift」「Esc」はキーボードの左端で一直線に並んでいるので覚えやすく、押しやすいです。


「タスクマネージャー」が開いたら、画面左のメニューで「プロセス」「パフォーマンス」「アプリの履歴」「スタートアップアプリ」「ユーザー」「詳細」「サービス」から表示項目を選びます。
一番上の「三本線」アイコンでメニューは折りたためます。


一番下の「設定」で起動時に開くページを「パフォーマンス」に変更したり、「常に手前に表示」に設定したりもできます。


Windows 10 の「タスクマネージャー」は画面上部のタブで表示項目を切り替えます。

レイアウトの違いだけで表示項目や表示情報は Windows 11 とほぼ同じです。

そんな表示項目から「パフォーマンス」を選択することで、パソコンの中心となる以下の使用状況を確認できます。

  • CPU
  • メモリ
  • ディスク
  • イーサネット
  • GPU

項目を切り替えると、それぞれの基本情報と使用状況が表示され、折れ線グラフで使用量の変化を確認できます。
この中で、例えば「メモリ」を選択すると「メモリ使用量」のグラフが表示され、60秒間、データの増減を記録表示してくれます。


また、画面を右クリックしてメニューから「コピー」を選択することで画面に表示されている情報をテキストとしてコピーでき、ショートカットキー「Ctrl + C」も使えます。


では実際に使用しているノートパソコンを例に、「メモリ」の情報を見てみましょう。

  • メモリ 8.0 GB
  • 速度:2400 MHz
  • スロットの使用:2/2
  • フォーム ファクター:Row of chips
  • ハードウェア予約済み:166 MB
  • 利用可能 889 GB
  • キャッシュ済み 1.3 GB
  • コミット済み 10.8 / 14.8 GB
  • ページ プール 457 MB
  • 非ページ プール 648 MB
  • 使用中 (圧縮) 6.6 GB (243 MB)


「メモリ使用量」のグラフを見ると使用中のメモリはほぼ 80% を超えた状態であり、Windows 11 を快適に使うには8GBでも十分でないことが分かります。
可能であればメモリの増設も検討したいところですが「スロットの使用」が「2/2」となっており、2つあるスロットは埋まっていて増設も難しい状況です。


取り急ぎ、使わないアプリをアンインストールしたり、「タスクマネージャー」の「スタートアプリ」も参考に常時起動させている「スタートアップ」アプリも減らしたり、といった対策を考えた方がよさそうです。


実行中のアプリやタスクのメモリ消費は「タスクマネージャー」の「プロセス」ページで確認できます。
上部の「メモリ」のタイトル部分をクリックすると使用量の多い順に並べ替えることもできるので、どのアプリの影響が大きいのか把握できます。


同様に「CPU」の方もみていきましょう。
以下は Word で文書作成しているときに確認したものですが、CPUの使用率は何度も 100% に到達しています。


さらに動画サイトやゲームアプリなどを使うとどうなるかは容易に予想できますし、実際にグラフでリアルタイムに目視することができます。

よく使うアプリがどれくらい「CPU」「メモリ」「GPU」を使用するのか先ほどの「タスクマネージャー」の「プロセス」ページで確認しておくのもいいでしょう。

市販のパソコンではCPUを取り換えることは困難で、メモリの増設も難しいことが多く、「タスクマネージャー」も手掛かりに工夫して使うしかありません。
もちろん、パソコンを買い替えるタイミングや、どんな仕様にするかを考える参考にもなります。

執筆者: 林 俊二

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