ウクライナの防空能力低下か…北部でロシア軍のミサイル攻撃受け、少なくとも18人死亡

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 ウクライナに侵略するロシア軍は17日、北部チェルニヒウ中心部をミサイルで攻撃した。英字ニュースサイト「キーウ・インディペンデント」によると、少なくとも18人が死亡、78人が負傷した。人的被害の拡大はウクライナの防空能力の低下が影響しているものとみられる。

17日、ロシアの攻撃を受けたウクライナ北部チェルニヒウで、倒壊した家屋を捜索する救急隊員=ロイター
17日、ロシアの攻撃を受けたウクライナ北部チェルニヒウで、倒壊した家屋を捜索する救急隊員=ロイター

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はSNSに「ロシアのテロに対抗する世界の決意が十分であれば、こんなことは起こらなかった」と書き込み、支援を訴えた。北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長と協議し、国防相級会合を19日に開くことを確認したという。

 一方、南部クリミアでロシアに抵抗する地下組織「アテシュ」などによると、ウクライナは16日から17日にかけてクリミア北部ジャンコイの露空軍基地を攻撃した。ウクライナへの攻撃にも転用可能な防空ミサイルシステム「S400」などを破壊したとしている。

 一方、英BBCは17日、ロシアの侵略開始以降、露軍側の戦死者5万人を確認したと報じた。BBCはロシアの独立系メディアと共同で戦死者の確認作業を進めている。実際の戦死者数はさらに多いとみられる。旧ソ連によるアフガニスタン侵攻(1979~89年)の戦死者数は約1万5000人で、犠牲の多さが際立っている。

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5270780 0 国際 2024/04/18 18:39:00 2024/04/19 01:08:17 2024/04/19 01:08:17 https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/04/20240418-OYT1I50133-T.jpg?type=thumbnail

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