米政府、北朝鮮・ロシアが武器取引なら制裁強化へ…正恩氏はプーチン氏に訪朝求める

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 【ソウル=小池和樹、ワシントン=淵上隆悠】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日午前、ロシアのプーチン大統領と 金正恩キムジョンウン 朝鮮労働党総書記が露極東で行った首脳会談について報じた。焦点となっている北朝鮮からロシアへの武器供与などの軍事協力の詳細には触れなかった。米政府は露朝の武器取引が明らかになれば、ロシアと北朝鮮への制裁を強化する方針だ。

金正恩総書記(左)とプーチン大統領=ロイター
金正恩総書記(左)とプーチン大統領=ロイター

 露極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で13日に行われたプーチン氏と正恩氏の会談について、米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー戦略広報調整官は同日の記者会見で、「成果について両首脳が何を語るかを注視している。武器取引を進めれば適切に対処する」と語り、制裁を強化する可能性を示唆した。

 カービー氏は、軍事的な関係を深めている露朝について「互いに信頼や信用があるわけではない」とも強調した。ウクライナ侵略を続けるロシアは弾薬が不足しており、今回の首脳会談で北朝鮮からロシアへの武器提供の合意があった可能性が指摘されている。

 朝鮮中央通信によると、両首脳は「帝国主義者の軍事的脅威や専横を粉砕するために、共同戦線で連帯する」ことで一致した。具体的な言及はないが、ロシアのウクライナ侵略を北朝鮮が支持することなどを含んでいるとみられる。

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