在韓米軍に宇宙軍、ミサイル追跡能力を向上…初代司令官「48マイル北方に現実の脅威」

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 【平沢(韓国中部)=中川孝之】在韓米軍に14日、宇宙空間での作戦などを担う宇宙軍が創設された。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)などを探知・追跡する能力の向上を図る。

韓国の烏山米空軍基地で開かれた在韓米宇宙軍の創設式典(14日)=中川孝之撮影
韓国の烏山米空軍基地で開かれた在韓米宇宙軍の創設式典(14日)=中川孝之撮影

 ソウル近郊の 烏山オサン 米空軍基地( 京畿道キョンギド平沢ピョンテク 市)で14日、記念式典が開かれた。初代司令官に就任したジョシュア・マッカリオン中佐は「48マイル(約77キロ・メートル)北方(の北朝鮮)に現実の脅威がある。必ず抑止し、必要であれば打ち負かさなければならない」と演説した。

 米軍は宇宙の軍事利用を加速させる中国に対抗するため、11月、ハワイのインド太平洋軍司令部に宇宙軍を創設した。在韓の宇宙軍はその下部に位置づけられ、北朝鮮に特化した活動を行うとみられる。

 米軍関係者によると、在韓米宇宙軍は今後、韓国軍の「宇宙作戦大隊」と協力する。同大隊は韓国空軍で2019年に組織された宇宙作戦隊を拡大・再編し、今月1日に発足した。

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3619820 0 国際 2022/12/14 19:53:00 2022/12/14 21:52:12 2022/12/14 21:52:12 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/12/20221214-OYT1I50161-T.jpg?type=thumbnail

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