中国の江沢民・元国家主席が死去、96歳…高速経済成長導く

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 【北京=比嘉清太】中国国営新華社通信によると、中国の 江沢民ジアンズォーミン 元共産党総書記(元国家主席)が30日、病気のため上海で死去した。96歳だった。毛沢東やトウ小平に続く世代の指導者として中国の高速経済成長を成し遂げ、2001年の世界貿易機関(WTO)加盟を実現した。

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江沢民氏(2001年撮影、ロイター)
江沢民氏(2001年撮影、ロイター)

 04年9月に軍トップの党中央軍事委員会主席を辞任し、党、国家、軍の全ての最高ポストから引退した後も党内で根強い影響力を保持していた江氏の死去により、自身への権力集中を進めている 習近平シージンピン 総書記にとってはさらに有利な政権運営が可能になるとみられる。

 江氏は江蘇省揚州生まれで、共産党では毛沢東、トウ小平に続く世代の最高指導者だった。電子工業相などを経て上海市トップの市党委員会書記に就き、当時の最高実力者だったトウ小平に、改革・開放政策への積極姿勢と民主化言論を抑え込んだ手腕を評価されたとされる。1989年6月、天安門事件で失脚した趙紫陽元総書記の後任に抜てきされた。

 
 
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3573867 0 国際 2022/11/30 17:43:00 2023/01/12 09:32:04 2023/01/12 09:32:04 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/11/20221130-OYT1I50121-T.jpg?type=thumbnail

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