グテレス国連事務総長、全会一致で再任決定…「加盟国間の信頼醸成に全力」

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18日、米ニューヨークで開かれた国連総会で2期目の続投が決まったアントニオ・グテレス事務総長(ロイター)
18日、米ニューヨークで開かれた国連総会で2期目の続投が決まったアントニオ・グテレス事務総長(ロイター)

 【ニューヨーク=寺口亮一】国連総会は18日、今年末で1期目の任期が満了するアントニオ・グテレス国連事務総長(72)を再任する決議案を全会一致で採択し、グテレス氏の続投を正式に決めた。任期は来年1月1日から5年間。

 国連安全保障理事会が今月8日、グテレス氏を再任するよう総会に推薦していた。総会は拍手で再任決議案を承認した。

 再任決定を受けて演説したグテレス氏は、「加盟国の信頼醸成に全力をささげる。不可能なことを可能にするよう取り組む」と訴え、国際社会の結束を通じて世界の課題を克服する考えを強調した。

 2期目では、新型コロナウイルスワクチンの公平な分配や気候変動問題、人道危機が深刻なシリアやイエメンの内戦のほか、中国やロシアなどでの人権問題でも存在感を発揮できるかどうかが問われる。事務総長は2期務めるのが通例となっている。

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2138160 0 国際 2021/06/19 12:34:00 2021/06/19 12:34:00 2021/06/19 12:34:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/06/20210619-OYT1I50061-T.jpg?type=thumbnail

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