完了しました
スウェーデン・オリンピック委員会などは8日、2030年冬季五輪・パラリンピックの招致について検討を始めると発表した。30年大会は札幌市が招致を目指しており、既存施設が充実したスウェーデンが招致活動に本腰を入れた場合、強力なライバルになる。
AP通信によると、同委員会は1月に国際オリンピック委員会(IOC)と会合を持ち、30年大会招致の可能性が浮上した。
スウェーデンはストックホルム・オーレを開催地として26年大会招致を目指したが、国内の支持率は55%にとどまり、イタリアのミラノ・コルティナダンペッツォに敗れている。スウェーデン・オリンピック委員会のラーション会長代行は「26年大会に向けた我々の考え方をIOCが好んでいることが会合ではっきりした」とし、政財界とも協議を始めているという。4月20日に検討結果の中間報告を公表する。
日本オリンピック委員会(JOC)の籾井圭子常務理事は9日、「驚きはあるが、やるべきことを粛々とやっていくことに変わりはない」と話した。