完了しました
【フェニックス(米アリゾナ州)=帯津智昭】野球の国・地域別対抗戦「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で連覇を目指す米国代表が7日、アリゾナ州フェニックスで初練習を行った。ア・リーグ最優秀選手(MVP)を3度受賞し、主将を務めるトラウト(エンゼルス)ら大リーグのスター選手が集まり、11日の1次ラウンドC組初戦の英国戦に向けて始動した。
胸に「USA」の文字が入った紺色の代表ユニホームに身を包んだ選手らは、全員でウォーミングアップを行った後、投手と野手に分かれて練習に臨んだ。野手のシートノックでは、レッドソックス時代の2018年にア・リーグMVPに輝いたベッツ(ドジャース)が本職の右翼での練習を終えると、二塁の守備に入った。昨季は二塁を守ったのは7試合だけだが、代表でも準備に余念がなかった。
代表でのプレーについて、「普段は対戦していて敵同士だけど、今はチームメート。とてもすごいことだ」とベッツ。トラウトは「ワクワクしている。自分の国のためにプレーする。それがすべて」と力を込めた。
米国は8日にジャイアンツ、9日にエンゼルスとの強化試合を行う。