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野球の国・地域別対抗戦「２０２３ワールド・ベースボール・クラシック」（ＷＢＣ）に出場する日本代表「侍ジャパン」の強化試合、中日戦が４日にバンテリンドームナゴヤで行われ、日本が４－１で中日を破った。先発は、侍ジャパンが 佐々木朗希 （ロッテ）、中日が大野雄大。佐々木は初回に自己最速の１６５キロをマークするなど３回を無失点。日本は１－１の七回に岡本和真（巨人）の左越えソロ本塁打で勝ち越すと、八回にはサポートメンバーの万波中正（日本ハム）の２ランで加点。４投手の継投で中日を散発３安打の１失点、６回以降は無安打に抑えた。日本は６、７日に大阪で阪神、オリックスと最後の強化試合を行い、メジャー組も出場可能となる。ＷＢＣ開幕戦は９日。
（→ スタメン一覧はこちら ）（→ 佐々木朗希の「１６５キロ」にどよめき ）
（→ 先発マウンドは「完全男」と「完全未遂男」 ）
（→ 「まだ時差ぼけある」代表に合流した大谷翔平のコメント ）
【試合経過】
侍ジャパン００１ ０００ １２０＝４
中日 ０００ １００ ０００＝１
始球式は乃木坂４６の久保史緒里さんが行った。（→ 見事なノーバウンド始球式 ）
【九回】日本はイニングまたぎの伊藤が最終回も３人で締め、中日を４－１で破った。
【八回】日本は先頭の代打、岡大海（ロッテ）が敵失で出塁すると、続く万波中正（日本ハム）が中越えの２ラン本塁打。サポートメンバー２人で２点を追加し、４－１とリードを広げた。（→ 本塁打の万波とはどんな選手？ ）
日本は４番手の伊藤大海（日本ハム）がマウンドに上がり、三者凡退に抑えた。
【七回】日本は先頭の岡本が柳から左越えに勝ち越しのソロ本塁打。今回の日本代表の第１号本塁打となった。（→ 昨季は５年連続３０本塁打も苦しいシーズンだった岡本 ）
日本の３番手、高橋宏斗は日頃はチームメートの中日打線に対し六回から七回にかけて４者連続三振の快投。
【六回】日本は先頭の近藤がこの日２本目の二塁打。中野の送りバントで三進したが、中軸の牧、村上が倒れて勝ち越しはならず。
（→ 近藤健介が連続二塁打で好調キープ、鈴木誠也不在も「役割こなす」 ）
日本の３番手はチーム最年少２０歳の高橋宏斗（中日）。先頭打者を四球で歩かせたが、代走三好の盗塁を捕手の甲斐の強肩で刺し、打者３人で終わらせた。（→ 明徳義塾の馬淵監督に「松坂より上」と絶賛された高校時代の高橋宏斗 ）
甲斐はこの試合２度目の盗塁刺で「甲斐キャノン」が炸裂した。
（→ 甲斐拓也選手に聞いた「どうすれば盗塁を止められますか？」 ）
【五回】日本は中日の２番手、柳の前に四回、五回とノーヒット。宮城は同点弾を浴びたが、打者７人から３三振を奪っている。
（→ いじられキャラの宮城…「神様、仏様、宮城様」と言われたことも ）
【四回】中日は２番手の柳が登板。日本も佐々木から左腕宮城にスイッチ。中日は二死からアキーノの左越えソロ本塁打で同点に追いついた。アキーノは２日連続の本塁打。佐々木は３回を５３球、１安打、３三振、２四球で終えた。
（→ 中日・アキーノはメジャー５年で４１本塁打 ）
【三回】日本は二死から三塁打の藤原恭大（ロッテ、サポートメンバー）を置いて近藤の左中間適時二塁打で先制した。（→ 藤原恭大、岡大海、万波中正…サポート３選手の横顔 ）
【二回】日本の打線はこの回も大野の前に三者凡退。その裏の佐々木は先頭打者を四球で歩かせたが続く木下を投ゴロ併殺に仕留めるなど後続を抑えた。球数は２回で４２球。
【一回】日本は強化試合で好調の近藤健介（ソフトバンク）が１番に入ったが、大野の前に三者凡退。（ →山田哲人はスタメン外れる ）
日本先発の佐々木は１６０キロ台の直球を連発、２番大島に三塁強襲安打を許し、四球や暴投もあって走者を三塁に出したが、要所を締めて無失点で切り抜けた。初回だけで２５球を費やした。
◇
前日３日の同カードでは、日本は救援陣が踏ん張れず、２－７で敗れて壮行試合で初黒星。同点の六回に２番手戸郷翔征（巨人）がソロを浴びるなど２失点し、七回には３番手松井裕樹（楽天）が３四球でピンチを広げて４失点と精彩を欠いた。中日は先発の小笠原慎之介が５回１失点と好投した。
９日のＷＢＣ開幕まで、残る強化試合はきょうを含めて３試合だ。主軸の右翼手と期待された鈴木誠也（米カブス）の出場辞退により、代替選手として牧原大成（ソフトバンク）が追加招集された。合宿初日から参加していたダルビッシュ有（米パドレス）、３月に入って相次いで帰国したラーズ・ヌートバー（米カージナルス）、大谷翔平（米エンゼルス）、吉田正尚（米レッドソックス）のメジャー組は規定などにより出場しないため、日本はサポートメンバー３選手を含む２８人で臨む。（→ 「本当に悔しい」打撃練習で左脇腹を痛めた鈴木誠也） （→ 牧原は内外野をこなすオールラウンダー ）
（→ ２月２５日壮行試合詳報 侍ジャパン８－４ソフトバンク ）
（→ ２月２６日壮行試合詳報 侍ジャパン４－２ソフトバンク ）
（日本代表の選手名鑑は こちら ）（ＷＢＣの日程は こちら ）
（ＷＢＣの概要は こちら ）（ 野球世界ランキング１位は日本、２位は？ ）
（第１回ＷＢＣ大会で投手コーチを務めた 鹿取義隆さん（元巨人、西武）の日本代表戦力診断 ）
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