メッシが1ゴール1アシスト、W杯通算11得点で悲願の優勝に突き進む
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サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会は13日(日本時間14日)、準決勝1試合が行われ、3度目の世界一を目指すアルゼンチン(世界ランキング3位)が、3―0で前回ロシア大会準優勝のクロアチア(12位)に快勝し、2014年ブラジル大会以来の決勝進出を決めた。エースのメッシが1ゴール、1アシストと躍動した。
「最後のワールドカップになるだろう」という5度目の大舞台で決勝進出に大きく貢献した。34分にFWディバラがGKに倒されて得たPKをゴール右上に突き刺した先制点は、今大会5得点目で、エムバペ(フランス)と並ぶ得点ランキングトップタイに躍り出た。また、W杯通算で11得点となり、ガブリエル・バティストゥータ(10得点)を抜くアルゼンチン歴代単独最多を記録した。また、W杯での出場試合数を元ドイツ代表のローター・マテウス氏に並ぶ歴代最多の25に伸ばした。記録づくめの試合でもあった。
69分には、相手DFに競り勝って右サイドを突破、ペナルティエリア内に持ち込むと折り返しのパスを送ってアルバレスのこの試合2点目をアシスト。巧みな足技と力強い突進がかみ合った“メッシ劇場”だった。
アルゼンチンはディエゴ・マラドーナを擁して優勝した1986年メキシコ大会以来36年ぶりの優勝を視界に捉えた。過去4度のW杯はビッグタイトルに手が届かなかったメッシにとって、悲願の実現まであと1勝だ。