日本、ドイツ戦に続く一気の逆転勝利…堂安がまた投入直後の同点弾「あそこは俺のコース」
完了しました
サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で1日(日本時間2日未明)、グループリーグE組の日本代表はスペイン代表に2-1で逆転勝ち。グループ首位となり2大会連続で決勝トーナメントに進出した。
鮮やかな逆転勝利だった。ボール支配率がわずか14%とスペインに圧倒された前半から一転、後半に三笘と堂安を投入すると、がらりと展開が変わった。
まず48分、日本の真骨頂のハイプレスで敵陣でボールを奪うと、後半開始から出場した堂安が効き足の左で豪快なミドルシュート。GKの手をはじいてそのままゴールネットを揺らした。
さらにそのわずか3分後、右からの堂安のクロスをゴールラインぎりぎりで三笘が折り返した。そのボールを走りこんだ田中が体ごと押し込んだ。三笘の折り返しの前にゴールラインを割っていたかどうか、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)での確認が行われた末に、ゴールが認められた。
初戦のドイツ戦も前半は圧倒されて、1点のリードを許したまま折り返したが、後半に堂安を投入するとその4分後に同点ゴールを挙げ、その8分後に浅野が、ゴール直前から蹴りこんで決勝ゴールを挙げた。この試合も堂安が投入3分後に同点ゴールを決めると、その3分後に、すかさず田中が勝ち越した。W杯優勝経験のある欧州の強豪を相手に、見事な逆転勝利を2度も収める、過去最高のグループリーグとなった。
殊勲の堂安は「大きな壁を乗り越えた。これで1戦目(ドイツ戦)の勝利が奇跡じゃないと思ってもらえる。(得点のシーンは)あそこは俺のコース。ボールを持てたら絶対決めてやろうと思っていた」と胸を張った。
日本は日本時間6日午前0時からの決勝トーナメント1回戦で、前回大会準優勝のクロアチアと対戦する。