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日本サッカー協会(JFA)は24日、臨時評議員会を開き、元日本代表主将の宮本恒靖専務理事(46)を来年3月の役員改選における「会長予定者」として承認した。同月の評議員会、理事会を経て、正式に会長に就く。戦後最年少での就任で、元Jリーガーでワールドカップ(W杯)の出場経験のある会長は史上初めてとなる。
今回の会長選では、立候補に必要な16人以上の推薦を集めた候補者が宮本氏ただ一人だったため、この日の評議員会は「信任投票」として実施された。関係者によると、信任に必要だった過半数を大きく超える9割程度の承認を得たという。現在4期目の田嶋幸三会長は任期満了で退任する。
宮本氏は現役時代、G大阪やザルツブルク(オーストリア)などで活躍。日本代表としてもアンダー世代から日の丸を背負い、W杯には2002年日韓大会から2大会連続で出場し、06年ドイツ大会では主将を務めた。引退後は国際サッカー連盟(FIFA)が運営する大学院「FIFAマスター」を修了し、G大阪の監督などを歴任。22年からJFAの常勤理事に就き、今年から専務理事を務めている。