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男子ゴルフのメジャー第1戦、マスターズ・トーナメントは9日、ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われた。5位で最終ラウンドをスタートした松山英樹は、2バーディー、5ボギーとスコアを落とし、通算2アンダーで16位。2年ぶりの優勝はならなかった。
前日、第3ラウンドの11ホールを終えた時点でサスペンデッドとなっていた松山英樹は12番以降、3つのバーディーを奪い5位に浮上して、第3ラウンドを終えた。最終ラウンドでは、前半は1番と5番でボギーをたたいたが、パー5の2番と8番できっちりバーディーを奪って上位争いに踏みとどまった。アーメンコーナー(11~13番)はいずれもチャンスにつけたが、バーディーパットが3度とも惜しくも外れてパーとなった。
しかし、この後崩れた。14番パー4は、第2打がグリーンからこぼれ、短いパーパットを外してボギー。15番パー5はチャンスにつけたがバーディーパットを外した。17番、18番は連続ボギーだった。
松山はホールアウト後、中継局のインタビューで「ティーショットが良ければ、パッティング、アイアンがよくなく、最後は両方ともうまくいかなかった」と悔しさをにじませた。ただ、第3ラウンド終了時点では5位につけるなど上位争いも繰り広げた。これについては「体の状態を考えれば、よくそこの位置にいられた」と言い、今後に向けては「体が4日間、いい状態でプレーできていないのが悔しい。早く体のメンテナンスをいい感じにしたい」と話した。
2021年全米オープン覇者のジョン・ラーム(スペイン)が、通算12アンダーで、初優勝。メジャー通算2勝目を挙げた。ベテランのフィル・ミケルソン(米)が、最終ラウンドで8バーディー、1ボギーと追い上げ、通算8アンダー。メジャー通算4勝のブルックス・ケプカ(米)とともに2位となった。