ヨネクラジム会長の米倉健司さん死去、８８歳…ガッツ石松ら５人の世界王者を育成

　ボクシングの元日本フライ、東洋バンタム級王者で、ヨネクラジム会長として世界王者のガッツ石松らを育てた米倉健司（よねくら・けんじ）さんが２０日、亡くなった。８８歳だった。同ジム出身で大橋ジム会長の大橋秀行氏が２１日に明らかにした。

　米倉さんは１９５６年のメルボルン五輪に出場。左ジャブが得意なアウトボクサーで、プロ転向後は東洋バンタム級王座を獲得するなど活躍した。引退後、都内にジムを創設。フェザー級とスーパーフェザー級の２階級を制した柴田国明、伝統のライト級を制した人気王者の石松、ミニマム級の大橋ら５人の世界王者を育てた。２０１７年にジムを閉鎖していた。

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　世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）ライト級元王者のガッツ石松さんは２１日、「選手を見極める目があり、やる気にさせる才能があった。米倉会長がいなかったら、世界チャンピオンになれなかった」と残念がった。