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共産党の不破哲三・前議長(93)が、最高指導部である中央委員を退任する見通しとなった。静岡県熱海市で開催中の党大会で、17日に提案された次期中央委員の推薦候補者名簿から外れた。正式に決定されれば、不破氏は党運営から退くことになる。
不破氏は1982年から87年と、89年から2000年に委員長を務め、同年に議長に就任した。06年に議長を退任した後も中央委員にとどまり、党の理論的支柱として影響力を保ってきた。不破氏は、今大会にも初日の15日から出席していた。
党幹部人事は、党大会最終日の18日に決定される。党勢の長期低迷を受け、党内の一部からは、党幹部の世代交代を求める声が出ており、歴代最長となる23年にわたって在任する志位委員長の去就が焦点となっている。