渡辺喜美氏、政界引退したが「政治を諦めたわけではない」…自身は「立ち技専門」「バカ正直」

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 行政改革相やみんなの党代表を務めた渡辺喜美・前参院議員(70)が、10日に投開票が行われた参院選に出馬せず、政界を引退した。公務員制度改革や第3極による政界再編に取り組んだ歩みを聞いた。(聞き手・草竹敦紀)

インタビューに応じる渡辺氏(28日、那須塩原市で)
インタビューに応じる渡辺氏(28日、那須塩原市で)

 ――引退の受け止めを。

 「おやじ(渡辺美智雄・元副総理)の秘書時代を含めると約40年になる。72歳で亡くなったおやじの分まで長生きし、第二の人生を送りたい。政治を諦めたわけではないので、政治に関する提言や分析は引き続きやりたい」

 ――自民党の若手議員時代から党執行部を批判するなど、目立つ存在だった。

 「今の若手は良きにつけあしきにつけ、党に逆らうことがまずない。私は森内閣(2000~01年)の時に倒閣運動をやって目を付けられた。おやじに『派閥の前に党がある。党の前に国家、国民がある』と教え込まれたからだ」

 ――第1次安倍内閣(06~07年)の行革相として公務員制度改革に取り組んだ。

 「絶対にできないと言われた天下り規制の法律を成立させたことが成果だった。安倍さんに『厳しくやりましょう』と言われ、大臣をお引き受けした。就任後初の閣議の前に官房副長官から『こんなことをやろうとしたらクーデターが起きます』と言われた。安倍さんは国会を延長して法律を通したが、第1次安倍内閣は『消えた年金』問題をリークされ、倒れた」

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3213271 0 政治 2022/07/30 15:22:00 2022/07/30 15:22:00 2022/07/30 15:22:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/07/20220729-OYT1I50073-T.jpg?type=thumbnail

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