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国土交通省は8日、沖縄県が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画に関する設計変更を不承認とした処分を取り消す裁決を行った。同省は地方自治法に基づき、県に対して20日までに承認するよう勧告した。
県は昨年11月、防衛省が申請した軟弱地盤の改良工事などの設計変更の不承認を決定。同省が同12月、埋め立て関連の法令を所管する国交省に対し、行政不服審査法に基づく審査請求を行っていた。沖縄県の玉城デニー知事は「裁決書を精査した上で、対応方針を検討していきたい」とのコメントを発表した。県は対抗措置を検討する考えだ。