藤田玲が舞台「パリピ孔明」天才軍師に…ラップにオタ芸何でも来い
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中国・三国時代の天才軍師・諸葛亮孔明が現代の渋谷に転生し、歌手志望の少女を成功に導く――という異色作「パリピ孔明」。アニメ、ドラマにもなった人気漫画が、今度は舞台になります! 孔明を演じる藤田玲さんに、意気込みと見どころを聞きました。
原作は、週刊の「ヤングマガジン」で連載中の同じタイトルの漫画。四葉
孔明役に決まる前からアニメを見ていただけでなく、中学生の頃は三国志をモチーフにしたゲームで遊んでいたという藤田さん。「2.5次元の舞台で『パリピ孔明』はまだやってないよね、と話していた数日後に孔明役の話をいただいた。『言霊とはこのことか!』とめちゃくちゃうれしかったです」と明るく語ります。
孔明は様々な知略で君主・劉備に仕えましたが、転生後はさらにラップやDJ、オタ芸までこなします。「とにかくセリフ量が膨大なので、稽古が始まる前から着手しよう、と。ラップなどは、アニメも見直しつつ練習しています」。最近、以前楽しんでいたお香を再び楽しむようになり、その香りの中で台本を読んでいるそうですが、「匂いがないとセリフが出なかったらどうしよう」と笑います。
脚本・演出を担当するのは、お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明さん。「台本を読むと、石田さんのオリジナルだなというところがあったりして、さすが芸人さんだなという言葉のセンスも感じます」とのこと。それだけでなく、日替わりのアドリブもありそうだとか……。「怖いですね」と言いつつ、表情は楽しそうです。
音楽をテーマにした作品だけに、見どころはもちろんラップや歌唱ですが、注目してほしいところとして挙げたのが、孔明を雇う三国志オタクのクラブオーナー役のなだぎ武さんの存在。なだぎさんとは何度か共演したことがあるそうですが、「本当に何をするか分からない人なので、なだぎさんのアドリブで笑ってしまわないように気を引き締めないと」とのこと。ますます期待が高まります!
2003年にドラマ「仮面ライダー555」で俳優デビューして以来、映像に限らず舞台でも様々な役を演じてきた藤田さん。「僕自身、アニメやゲームが好きなので、原作の世界観を大切に演じたい。必ず何かを持ち帰っていただける作品になると思います」と力強く語ってくれました。
舞台『パリピ孔明』
5月3~6日に東京都の天王洲銀河劇場、同10~11日に大阪市のサンケイホールブリーゼで。月見英子を岩田陽葵、久遠七海を小泉萌香、KABE太人を高尾楓弥(BUDDiiS)が演じる。詳細は こちら 。
(読売新聞文化部 金巻有美)