織田裕二「シッコウ!!」まさかの新人役に「ボケていいのね?」

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シッコウ!!~犬と私と執行官~(テレビ朝日系) 火曜午後9:00
犬好きのひかり(伊藤沙莉)は、裁判で決まったことを強制的に実現する「執行官」の小原(織田裕二)に出会う。犬が苦手な小原の「執行補助者」として犬がいる現場で手伝いをするうち、やりがいや使命感を抱き始める。

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織田裕二さん
織田裕二さん

刑事や外交官、弁護士など、様々な職業の“剛腕”を演じ、ドラマや映画で大ヒットを飛ばしてきた。しかし、今作で演じる小原は、法律の世界で長く経験を積んだ人しかなれない「執行官」の“1年生”。慣れない仕事に戸惑う新人の役だ。

「最近は、その道を極めたような役が続いていたので、1年生ってことは『ボケていいのね?』と。ある程度人生を積んでいるけれど、新人だから悩むこともある。そういうことを表現するのは、すごく楽しそうだと思いました」

執行官は自身にとっても耳慣れない職業だった。撮影現場では元執行官にアドバイスをもらいながら、仕事の進め方を学んだという。「ケース・バイ・ケースのこともあるから難しい。若い頃だったらテンパっちゃったかもしれないな」と撮影を振り返る。

だが、今の自分は「それも楽しめるようになっていました。そういう年になったのかな……。連ドラは迷ってる暇がない。でも、音楽で言うライブセッションみたいで、それも楽しいんですよ」。40年近いキャリアに裏打ちされた余裕がうかがえた。

もう一つ、今だからこそ楽しんでいるのが、先輩俳優たちとの共演だ。「僕が新人ですから、周りはおじさんばかりです」とにっこり。「今だから分かる技や“味”を盗めるし、お互いにどんな変化球にも対応できる。言葉にしなくても安心して任せられる信頼感があります。先輩の役者さんとやれることが本当に減ってきているので、もううれしくて!」

作品について 饒舌じょうぜつ に語る様子は、無邪気にすら見える。今でも、芝居が楽しくてたまらないようだ。

犬嫌いは初めて

Q.小原は犬が嫌いですが、ご自身は?

A.子どもの頃、犬を飼ってました。犬と一緒の場面がある作品でも、今までは心を通わせている役ばかりだった。犬嫌いの役は初めてで、楽しかったです。

Q.共演した犬たちとのエピソードは?

A.小原は犬が嫌いでも、犬の方は小原に興味を持っていたり、見ていたりする方が面白い絵になると思いました。そっぽを向いている犬がいたら、本番直前で奇声を上げるとか色々なことをして、注目してもらおうとしてました(笑)。

(文・読売新聞文化部 石塚恵理/写真・片岡航希)

プロフィル
織田 裕二( おだ・ゆうじ
1967年12月13日生まれ。神奈川県出身。87年デビュー。テレビドラマ「東京ラブストーリー」や「踊る大捜査線」シリーズで一躍人気俳優に。映画「アマルフィ 女神の報酬」やドラマ「SUITS/スーツ」など出演多数。
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4490337 0 大手小町 2023/09/03 06:00:00 2023/09/03 06:00:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/08/20230828-OYT8I50022-T.jpg?type=thumbnail

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