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兵庫県神戸市の「神戸どうぶつ王国」で、今年5月9日、サーバルキャットの双子の赤ちゃんが生まれました。
サーバルキャットは中型のネコ科の動物。アフリカのサハラ砂漠以南に生息し、大人になるとスラリとした長い手脚が、“スーパーモデルのよう”と評判です。
長い脚を生かした跳躍力で、ネズミ類などの小型哺乳類を捕らえたり、鳥に襲いかかったりするなど、野生の生息地では美しくも恐ろしい、捕食者の頂点に近い存在です。
そんなサーバルキャットですが、赤ちゃんはあまりにもキュートで、マスコミ関係者にお披露目された当日も「かわいい、かわいい」とあちこちから声があがっていました。
赤ちゃんサーバルたちは母親「はる(6歳)」と一緒だからか、始終リラックスした様子。居眠りをしている姿も愛らしかったです。
双子の赤ちゃんの性別はオスとメス。まだ、ぱっと見での性別の区別はつきにくいのですが、居眠りから目覚めたこの子は母親ゆずりのつぶらな瞳から、メスかもしれません。一方、隣の展示室にいる父親の「ふく(6歳)」は、キリリとした精悍な顔立ちなんですよ。
現在はイエネコ(一般的な猫)くらいのサイズですが、成長すると手脚が伸びて体長は約85センチメートルまでに。普段、目にする猫の倍ほどの大きさになりますが、サーバルキャットはイエネコより華奢な印象です。
赤ちゃんらしく仲良く遊びまわる2頭。遊び相手がいる双子で良かった。かわいいけれど、相手の首元近くに噛みつく動きを見ると、強烈なプレデター(捕食者)だということを、しみじみ感じます。
遊びを通して狩りの仕方を学んでいるとはいえ、激しすぎると母親の仲裁が入ります。首をくわえて引き離そうとするのですが、赤ちゃんが重すぎるのか、思うように運べないことも。体重が増えているのは赤ちゃんが健やかに成長している証しですね。
「神戸どうぶつ王国」ではサーバルキャットのふくとはるの飼育を始めて6年目。繁殖の準備のため、行動観察用の首輪を装着したところ、すぐに繁殖行動がみられ、赤ちゃんの誕生となりました。はるは、初めての出産とは思えないほど子育てが上手だそうです。そんな親子の姿をぜひご覧ください。公開時間など詳しくは公式サイトでご確認ください。
神戸どうぶつ王国
〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
TEL:078-302-8899
営業時間:公式サイトでご確認ください。
https://www.kobe-oukoku.com/