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「金メダル取っても幸せではない」…バイアスロンのウクライナ選手、表彰台で笑顔なし

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表彰式で金メダルを胸にかけるビタリー・ルキヤネンコ選手(左)(6日夜、中国・張家口で)=沼田光太郎撮影
表彰式で金メダルを胸にかけるビタリー・ルキヤネンコ選手(左)(6日夜、中国・張家口で)=沼田光太郎撮影

 北京パラリンピックのバイアスロン男子6キロ(視覚障害)で優勝したウクライナのビタリー・ルキヤネンコ選手(43)に6日夜、金メダルが授与された。ただ、表彰式で笑顔はなく、ロシアの侵攻が続く母国の現状を憂えて「金メダルを取っても幸せではない」と神妙な面持ちで話した。

表彰式で金メダルを胸にかけ、手を振るウクライナのビタリー・ルキヤネンコ選手(右はガイド)(6日夜、中国・張家口で)=沼田光太郎撮影
表彰式で金メダルを胸にかけ、手を振るウクライナのビタリー・ルキヤネンコ選手(右はガイド)(6日夜、中国・張家口で)=沼田光太郎撮影

 同種目はウクライナが表彰台を独占。3選手は国歌「ウクライナは滅びず」を口ずさみながら、掲げられる国旗を見つめていた。

 ロシア軍による激しい攻撃の標的となっている東部ハリコフ在住のルキヤネンコ選手は、「戦争をやめてほしい。街は廃虚と化している」と語った。(上田惇史)

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2815446 0 北京パラリンピック2022 2022/03/07 11:54:00 2022/03/07 11:54:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/03/20220307-OYT1I50060-T.jpg?type=thumbnail
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