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競泳のパリ・オリンピック代表選手選考会は最終日の24日、東京アクアティクスセンターで女子200メートル個人メドレー決勝が行われた。
大橋悠依(イトマン東進)が2分9秒17で1位となり、派遣標準記録(2分10秒70)をクリアして、2大会連続の代表入りを決めた。
大橋は19日の400メートル個人メドレー決勝で4位に終わり、代表入りを逃していたが、ラストチャンスで東京オリンピック2冠の貫禄を見せた。
松本信歩(東京ドームスポーツ)も2位で派遣標準記録を突破し同じく代表入り。
レース後、大橋は気持ちがたかぶった様子で「むっちゃ緊張していたが、とにかく自分のできるレースをしようと思って、思い描いていたレースが出来たと思う」と振り返った。落選時の進退にも言及していたが「自分ができることをやって、相手がそれを上回ったらそれだけと覚悟して、とにかく自分のできる100%をやろうとしてここに来た」と語った。
東京オリンピックからの月日も振り返り、「パリに挑戦するのをあきらめかけそうになる瞬間もたくさんあったが、周りの人に支えられてここまで来れたし、きょうもこんなにたくさんの人に応援してもらいありがとうございました」と晴れやかな表情を浮かべた。
松本は「本当にずっとこの種目で代表権を取るために練習してきたのでうれしい」と喜び、「練習で最後にクロールで負けないようにやってきたので、そこが出せたかなと思う」と振り返った。