小平奈緒「カタチには何も残らない五輪」…「この先も、そよ風のような存在でいられたら」

　北京オリンピックのスピードスケート女子に出場した小平奈緒選手が１８日、自身のツイッターとインスタグラムを更新した。５００メートルで１７位、１０００メートルで１０位に終わった今大会について、「心も身体も、今ここにあるものは全て使い果たせた」と振り返った。

　小平選手はインスタグラムに、「成し遂げることはできずとも、自分なりにやり遂げることはできたと思っています」「心も身体も、今ここにあるものは全て使い果たせた」「カタチには何も残らない五輪でしたが、この先もそよ風のように『あ、今の風心地良かったな』と思っていただける存在でいられたら幸いです」などと投稿。メダル獲得はならなかったが、４大会連続で出場した五輪を振り返った。今後については触れなかった。

　この投稿に、小平選手と平昌五輪の時に抱き合った元韓国代表の李相花（イサンファ）さんは「You did it!!!!!」（すごいよ！）と、ハートマークの絵文字を五つ並べてコメント、小平選手は「Yes」と返答している。李さんは１８日に自身のインスタグラムでも、「私たちが夢見てきた高い場所に、私たちの名前が並んでいることを忘れないで」「初めて出会った１０代の時から今まで、私たちはよくやってきた。私たちは永遠のオリンピックチャンピオンです。お疲れ様、よくやったね」と投稿。日本語でも「おちゅかれさまだよ」とコメントしている。小平選手は「忘れられない日々。私にとってあなたは大切な友達」とハングル文字で返事し、「サンファも慣れないお仕事おつかれさまだよ～」と日本語で返した。

　東京五輪卓球女子団体銀メダリストの石川佳純選手もこの投稿に「たくさんの感動を、本当に本当にありがとうございました。」と涙を流す絵文字とともにコメント。小平選手は「かすみん～（初めて呼んじゃった）」と呼び掛けている。

　小平選手は２月４日に「いよいよ北京五輪開幕です。しばし全ての情報から距離をとり、虎視眈々モードに入ります」と自身のツイッターに投稿して以降、自身のＳＮＳなどでの発信を控えていた。