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10日に行われた北京オリンピックのフィギュアスケート男子フリーで、羽生結弦選手が冒頭で挑戦したジャンプは、回転不足ながらも史上初めてクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)と認定された。それぞれの選手が持ち味を発揮した戦いに、かつて氷上でファンを魅了してきた元五輪選手たちも惜しみない賛辞を送った。
2006年トリノ大会の金メダリストで、「皇帝」の異名を持つロシアのエフゲニー・プルシェンコさんは「今日、私はオリンピックフィギュア男子のすばらしい一幕を見ることができた。オリンピックの栄光のために戦ってくれたすべてのスケーターに感謝したい」とインスタグラムに投稿した。特に「日本のスケーターは世界でも優れていることを証明し続けた」として、銀メダルの鍵山優真選手と銅メダルの宇野昌磨選手をたたえ、羽生結弦選手については「あなたが残したものは私たちの心の中に永遠にとどまる。あなたの勇気とプロフェッショナリズムはエンドレスだ」とつづった。
2010年のバンクーバー大会で5位に入った安藤美姫さんはツイッターで、羽生選手について「世界中が同じ気持ちだったのではないでしょうか。オリンピックという大舞台で4回転半への挑戦 羽生選手にしかできない、羽生選手だからこそ挑戦できる大技。回転が足りず転倒はしてしまったもののまた歴史が動いた瞬間を共にできた事に感謝」とつぶやいた。
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