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[斎藤浩哉の目]高梨選手は何も悪くない…ルールは失格者を出すためのものではないはず

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 日本の4選手のジャンプは素晴らしかった。最後まで持っている力を最大限に出した。スロベニアは強かったが、高梨選手が1回目で失格する不運がなければ、銀メダルは取れる可能性があった。

混合団体で2回目のジャンプを終え、うなだれる高梨沙羅(7日)=早坂洋祐撮影
混合団体で2回目のジャンプを終え、うなだれる高梨沙羅(7日)=早坂洋祐撮影

 高梨選手は何も悪くない。彼女は2回ともいいジャンプを飛んだ。スーツに関しては、メダルを取るために選手が規定のギリギリを狙うのは当たり前。ゴーサインを出す日本代表のスタッフが、確実にチェックしておくべきだった。

 高梨以外にも、女子の有力選手で失格が相次いだ。飛び終わった後に検査を受ける選手は無作為で選ばれるはずだが、検査する選手を決める基準が明確でない印象を世界中に与えてしまった。ルールは失格者を出すためのものではないはず。国際スキー連盟は、あり方を考えるべきではないか。

 ラージヒル(LH)の個人戦と団体戦を残す男子では、小林選手は好調を維持し、佐藤選手は状態を上げていた。活躍が期待できるだけに、スーツの確認は入念に行うべきだろう。(斎藤浩哉・長野五輪団体金メダリスト)

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