スピードスケート女子、メダル量産に期待…小平奈緒・高木美帆の両エース[直前診断]
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スピードスケートでは、金3個、銀2個、銅1個だった前回の
昨年11~12月に行われたワールドカップ(W杯)4戦で、日本勢は男女500メートル、女子の1000メートル、1500メートルの計4種目で優勝を果たし、女子団体追い抜きは2位が2度。目標は実現可能と言えそうだ。
女子は、平昌でメダルを獲得した選手たちが多く、経験値も豊富だ。前回は1000メートル銅、1500メートル銀、団体追い抜き金と3個のメダルを獲得し、今回は5種目でメダルを狙う高木美帆(日体大職)は、長丁場を見据え、「まずは初日(2月5日の3000メートル)と3日目(同7日の1500メートル)のことだけを考えて調整していきたい。疲れをカバーするため、できるだけの対策をしたい」と話す。
平昌で500メートル金の小平奈緒(相沢病院)は前回ほどの盤石ぶりではないものの、W杯第2戦で優勝するなど、連覇に向けて着々と準備を進めている。「積み上げてきた技術やメンタリティーを氷の上で表現したい」と、集大成の滑りを見せる決意だ。同じく連覇がかかる団体追い抜きは、エースの高木美に加えて佐藤綾乃(ANA)と高木菜那(日本電産サンキョー)が成長し、チームとして底上げできている。
男子復権 新浜が担う
2大会連続でメダルがゼロだった男子は、お家芸と言える500メートルで初出場の実力者3人がそろった。新浜立也(高崎健康福祉大職)、森重航(専大)、村上右磨(高堂建設)はいずれも自己ベストが33秒台で、今季のW杯ではそれぞれ複数回、表彰台に上がっている。「初出場での金メダルを掲げて、ここまでやってきた」と新浜。スピードスケートでは初となる日本勢の表彰台独占も夢ではない。(帯津智昭)
ショートトラック、吉永一貴が引っ張る…新種目でメダル狙う
日本は男子5000メートルリレーと、男女2人ずつが滑る新種目の混合2000メートルリレーでのメダル獲得を目指す。2大会連続の五輪となる吉永一貴(トヨタ・中京大)が、両種目でチームを引っ張る。
日本勢は今季のW杯全4戦では表彰台に立てなかったが、継続的な合宿でリレーでのタッチのタイミングに磨きをかけてきた。1998年長野五輪以来となるメダルをつかみたい。
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