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東京五輪で大輪の花を咲かそうと懸命に戦う選手や今大会についての思いを、高梨沙羅選手が語りました。
遠征中のスロベニアから、東京五輪中継を見ています。スケートボード女子ストリートで金メダルと銅メダルに輝いた13歳の西矢
私は中学生の時からスキージャンプのワールドカップ(W杯)に出場しています。振り返れば、10歳代の頃はとにかく勢いで飛んでいました。若さ故のもので、調子がいい時は何も考えなくても飛べるけど、ちょっと落ち込んでしまうとそこから抜け出せない。2人には、この大舞台にピークを持って来られるセンスやスキルがあるのだろうと思いました。楽しんで結果を勝ち取ることができるのは最高。笑顔を見て、うれしくなりました。
卓球混合ダブルスでは、金メダルを獲得した水谷(隼)さんと(伊藤)
どうして五輪がこんなにも多くの人に注目されるのか、ずっと考えていました。東京五輪を観戦して、答えが出た気がします。選手が自分の全てを注ぎ込み、その成果を出す究極の祭典だから、見ている人も特別に感じるものがあるのだと。
私も負けていられないなと、心に火がともりました。
いい成績を残す選手は素晴らしいと思います。私はそれと同じくらい、最後まで戦い抜く選手の姿に元気づけられます。北京五輪で見ている人に何かを感じてもらえるようなパフォーマンスができるよう、成長していきたいです。
高梨沙羅(たかなし・さら) 1996年10月8日生まれ。北海道上川町出身。小学2年でスキージャンプを始め、女子が初採用された2014年ソチ大会から五輪2大会連続出場。18年平昌大会では銅メダルを獲得した。W杯通算60勝、109度の表彰台はともに男女を通じて歴代最多。クラレ所属。
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