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和歌山県太地町立くじらの博物館は25日、昨年7月25日に生まれたマダライルカの赤ちゃん(雌)の愛称がマナに決まったと発表した。
同館が愛称を募集したところ、全国から484件、95種の名前が寄せられた。マナは16件あり、ハワイ語で「超自然的な力」「奇跡的な力」などの意味がある。新しい命の誕生への思い、幸せになってほしいとの願いを込めたという。
誕生時に体長85センチ、推定体重8キロだったマナは、母親のラナから母乳をもらって成長。生後6か月となった現在は体長134・5センチ、体重30キロとなり、大水槽を元気に泳ぎ回っている。
マダライルカは温帯から熱帯域に生息し、大きな群れをつくる。神経質で飼育が難しいとされ、国内での繁殖例は少なく、同館では初めて。稲森大樹館長は「今後は餌付けが課題となる」と話している。