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石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震の発生から3日目となった3日、被災地は断続的な雨に見舞われた。警察や消防などは家屋が倒壊した地域を中心に人員を投入し、行方が分からない人たちの捜索を続けている。
朝市で知られる中心部で大規模な火災が発生し、死者31人が確認されている輪島市。大阪府から来た消防隊員が消防車両5台で住宅地を回り、捜索活動を行ったり、住民に行方不明者の情報や救助が必要な人がいないかを尋ねたりしていた。
同市では3日未明に時折、たたきつけるような強い雨が降り、午前4時過ぎに大雨警報が出された。多くの住宅が倒壊した鳳至町稲荷町では、隊員約10人が二次災害を警戒し、「倒壊の危険はない」などと確認しながら捜索にあたっていた。この地域に住む高齢男性は「倒壊した家の住人のことを聞かれたが、誰がどこにいるのか全くわからない」と心配そうに話した。
沿岸部が津波被害に見舞われた
石川県内では4日朝にかけて雷を伴ったやや強い雨が降る見込み。激しい突風や、ひょうの恐れもあるという。金沢地方気象台は地震の影響で地盤が緩み、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まっているとして注意を呼びかけている。