東大寺で初代別当・良弁の1250年御遠忌法要…「観相窓」特別開放し大仏が顔のぞかせる

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 奈良市の世界遺産・東大寺で14日、初代の別当(住職)を務めた奈良時代の高僧・ 良弁ろうべん (689~773年)の1250年 御遠忌ごおんき 法要が始まった。大仏殿正面の「 観相窓かんそうまど 」が特別に開放され、本尊の大仏( 盧舎那仏るしゃなぶつ )が顔をのぞかせる中、約600人が遺徳をしのんだ。

東大寺で始まった初代別当・良弁の1250年御遠忌法要(14日午前)=飯島啓太撮影
東大寺で始まった初代別当・良弁の1250年御遠忌法要(14日午前)=飯島啓太撮影

 良弁は、東大寺の前身寺院・ 金鐘寺きんしょうじ で国内初の華厳経の講義を開き、寺の建立や盧舎那仏の造立に尽力した。

 この日午前10時から営まれた法要では、大仏殿前庭の舞台で舞楽の奉納や献茶、献花が行われた。僧侶が 声明しょうみょう を唱え、大仏殿の屋根から紙製の花びら「 散華さんげ 」がまかれた。橋村公英別当は、良弁の事績をたたえる表白を読み上げた。

 法要は16日までの3日間営まれる。

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4639197 0 社会 2023/10/14 22:55:00 2023/10/14 22:55:00 2023/10/14 22:55:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/10/20231014-OYT1I50110-T.jpg?type=thumbnail

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