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香川県東かがわ市のしろとり動物園で、白いタヌキが人気を集めている。三木町で昨年11月に衰弱しているところを助けられ、5月に同園に引き取られた。
雌で名前は「ぶんぶく」、2歳と推定されている。園によると、目が黒いことから、遺伝子の変異でメラニン色素を作ることができない「アルビノ」ではなく、色素の減少による「白変種」とみられる。
三木町の飲食店経営、三野克久さん(80)が店の敷地内で倒れているのを保護。庭に小屋を作り、ドッグフードやリンゴなどを与え、ぶんぶくと命名して回復を見守ってきた。
しかし、半年を過ぎても落ち着かず、三野さんは「仲間がいなくて寂しいのでは」と思い、同園に引き取りを依頼した。
園にいた8匹のタヌキとはすぐに打ち解け、体を寄せ合ってのんびりと過ごす姿に、三野さんは「ようやく落ち着いて暮らせる場所ができてよかった」と胸をなで下ろす。松川莉佳飼育員は「タヌキは警戒心が強く、まだ人に慣れていないので静かに見守ってあげてほしい」と話す。
問い合わせは、同園(0879・25・0998)。