白いタヌキ「ぶんぶく」に安住の地、動物園で他のタヌキとも打ち解ける…「静かに見守って」

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 香川県東かがわ市のしろとり動物園で、白いタヌキが人気を集めている。三木町で昨年11月に衰弱しているところを助けられ、5月に同園に引き取られた。

しろとり動物園で公開されている白いタヌキ(東かがわ市で)
しろとり動物園で公開されている白いタヌキ(東かがわ市で)

 雌で名前は「ぶんぶく」、2歳と推定されている。園によると、目が黒いことから、遺伝子の変異でメラニン色素を作ることができない「アルビノ」ではなく、色素の減少による「白変種」とみられる。

 三木町の飲食店経営、三野克久さん(80)が店の敷地内で倒れているのを保護。庭に小屋を作り、ドッグフードやリンゴなどを与え、ぶんぶくと命名して回復を見守ってきた。

 しかし、半年を過ぎても落ち着かず、三野さんは「仲間がいなくて寂しいのでは」と思い、同園に引き取りを依頼した。

 園にいた8匹のタヌキとはすぐに打ち解け、体を寄せ合ってのんびりと過ごす姿に、三野さんは「ようやく落ち着いて暮らせる場所ができてよかった」と胸をなで下ろす。松川莉佳飼育員は「タヌキは警戒心が強く、まだ人に慣れていないので静かに見守ってあげてほしい」と話す。

 問い合わせは、同園(0879・25・0998)。

スクラップは会員限定です

使い方
「社会」の最新記事一覧
記事に関する報告
4462674 0 社会 2023/08/20 10:21:00 2023/08/20 11:04:41 2023/08/20 11:04:41 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/08/20230819-OYT1I50043-T.jpg?type=thumbnail

主要ニュース

セレクション

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)