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大川小の追悼灯籠の動画はこちら
東日本大震災で児童と教職員計84人が亡くなった宮城県石巻市の大川小学校で13日、犠牲者を悼む灯籠に明かりがともされた。
震災後に地元を離れた住民がお盆の時期に戻ってくることを願い、同小の卒業生らが「おかえりプロジェクト」と名付けて昨年から始めた。
校庭などに並べられた和紙の灯籠360個には、全国の中高生が寄せた「毎日を大切に過ごす」「元気に生きる」などのメッセージが添えられた。夕暮れになると、灯籠の中のLEDライトが点灯し、今も津波の爪痕が残る校舎を照らした。
震災当時、同小5年で津波にのまれながらも助かった主催団体代表の只野哲也さん(23)は、「これからも(災害について)より良い学びの機会をつくり上げられるよう、子供や命を真ん中にした取り組みをしていきたい」と話した。