84人犠牲の大川小、13回目のお盆…23歳の同級生らが灯籠360個

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 東日本大震災で児童と教職員計84人が亡くなった宮城県石巻市の大川小学校で13日、犠牲者を悼む灯籠に明かりがともされた。

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児童74人が津波の犠牲になった大川小で、お盆を迎えて犠牲者を悼み、ともされた紙灯籠(13日、石巻市で)=関口寛人撮影
児童74人が津波の犠牲になった大川小で、お盆を迎えて犠牲者を悼み、ともされた紙灯籠(13日、石巻市で)=関口寛人撮影

 震災後に地元を離れた住民がお盆の時期に戻ってくることを願い、同小の卒業生らが「おかえりプロジェクト」と名付けて昨年から始めた。

 校庭などに並べられた和紙の灯籠360個には、全国の中高生が寄せた「毎日を大切に過ごす」「元気に生きる」などのメッセージが添えられた。夕暮れになると、灯籠の中のLEDライトが点灯し、今も津波の爪痕が残る校舎を照らした。

 震災当時、同小5年で津波にのまれながらも助かった主催団体代表の只野哲也さん(23)は、「これからも(災害について)より良い学びの機会をつくり上げられるよう、子供や命を真ん中にした取り組みをしていきたい」と話した。

【特集】東日本大震災
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4445028 0 社会 2023/08/14 12:34:00 2023/08/14 12:39:02 2023/08/14 12:39:02 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/08/20230814-OYT1I50041-T.jpg?type=thumbnail

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