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国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)は24日、石川県白山市の自然公園「白山手取川ジオパーク」を、科学的に価値の高い地形や地質などを持つ「ユネスコ世界ジオパーク」に認定した。パリで同日開かれた執行委員会で決定した。国内の世界ジオパークは10か所となる。
白山手取川ジオパークは、世界有数の低緯度に位置する豪雪地帯の白山周辺や、麓の扇状地など白山市全域が対象。白山の雪解け水が手取川の急流となり、日本海へと注ぐ自然の循環を体感できる。手取川中流部にある桑島化石壁は、恐竜や動植物などの多様な化石が産出され、国内外の研究者から高く評価されている。
同ジオパーク推進協議会会長の田村敏和市長は「地域の魅力を発信したい。子供の頃からジオパークで学んでもらい、持続可能な社会づくりを続けていきたい」と語った。