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兵庫県警加古川署は6日、署に安置していた男性2人の遺体を取り違え、1人の遺体を別の遺族に引き渡したと発表した。火葬後に間違いが判明。同署は双方の遺族に謝罪した。
同署によると、霊安室の上下2段構造の冷蔵庫に69歳と66歳の男性の遺体が安置されていた。2人は同じ名字で、3月29日に66歳の男性の遺族と葬儀業者らが引き取りに訪れた際、署員が誤って69歳の男性の遺体を引き渡した。
今月6日、署員が取り違えに気づいたという。遺体はいずれも自宅で見つかり、変死体として調べたが、事件性はないと判断された。
遺体が納められた袋には氏名が記載されているが、署員は確認を怠っていた。同署の吉野雅俊副署長は「ご遺族に心痛を与え、申し訳ない。再発防止を徹底する」とコメントした。