沖縄戦の遺族「多くの犠牲があって、今の平和がある」…「平和の礎」で祈り

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 沖縄県内では15日、関連するイベントや集会が各地で開かれ、県民がそれぞれの立場で思いを巡らせた。

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雨の中、戦没者の名が刻まれた「平和の礎」を訪れた遺族ら(15日午前10時15分、沖縄県糸満市の平和祈念公園で)=浦上太介撮影
雨の中、戦没者の名が刻まれた「平和の礎」を訪れた遺族ら(15日午前10時15分、沖縄県糸満市の平和祈念公園で)=浦上太介撮影

 沖縄戦の激戦地となった糸満市 摩文仁まぶに の平和祈念公園。降り続く雨の中、戦没者の名前が刻まれた「平和の いしじ 」には朝から遺族らが訪れ、祈りをささげた。親類を沖縄戦で亡くした名護市の理容師の男性(77)は「多くの犠牲があって、今の平和な世の中がある。お互いを助け合う沖縄になってほしい」と願った。

 那覇市・国際通りの広場では、琉球王朝時代から続く伝統の「 旗頭はたがしら 」が披露された。保存団体が企画。男女約30人が地域の繁栄を願う言葉が記された約8メートルの旗を「サーサー」という掛け声とともに掲げた。団体メンバーの男性(45)は「50年先にも引き継いでいきたい」と力を込めた。

 市内の那覇文化芸術劇場なはーとでは平和団体などが集会を開き、「基地のない沖縄」の実現に力を尽くすことを誓う宣言を採択した。

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3002106 0 社会 2022/05/15 23:32:00 2022/05/15 23:32:00 2022/05/15 23:32:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220515-OYT1I50125-T.jpg?type=thumbnail

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