名前は「ネズミ」、実はモグラの仲間…謎の「ヒメトガリネズミ」出産

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 札幌市円山動物園は22日、小型の哺乳類「ヒメトガリネズミ」の出産に成功したと発表した。

ヒメトガリネズミの赤ちゃんと母親(手前)=札幌市円山動物園提供
ヒメトガリネズミの赤ちゃんと母親(手前)=札幌市円山動物園提供

 同園によると、ヒメトガリネズミは、体長約5センチ、体重約4・5グラム。道内やロシア極東地域などに生息している。「ネズミ」と名が付いているが「モグラ」の仲間で、とがった口と焦げ茶色のなめらかな毛が特徴。

 同園は、北海道大や東海大と共同で今年8月、北海道根室市内の草原で15匹を捕獲。このうち2匹が妊娠しており、9月8日に6匹、10日に7匹が生まれた。飼育下での出産は珍しいという。

 トガリネズミは生態に不明な点が多く、同園飼育展示課は「今回の出産を通じて生態を解明し、保全を進めたい」としている。

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2388803 0 社会 2021/09/23 09:43:00 2021/09/23 09:43:00 2021/09/23 09:43:00 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/09/20210923-OYT1I50035-T.jpg?type=thumbnail

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