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岩手県は今年度、県内への移住・定住を促すため、「いわて暮らしアンバサダー」を新設する。就任するのは、盛岡市在住のお笑いタレント「天津」木村卓寛さん、作家の柏葉幸子さん、雫石町在住の漫画家そのだつくしさんの3人。著名人の視点から、県内の住み心地の良さを発信する。
3人は今後、県の移住PRイベントや広報番組への出演、コラムやイラストの執筆、SNSや動画投稿サイトを通した魅力発信に努める。今月下旬に委嘱状の交付式を予定している。
「あると思います」が決めぜりふの木村さんは、兵庫県姫路市出身で今春、岩手朝日テレビの番組MC出演をきっかけに盛岡に移住。夏には家族を呼び寄せ、一家で暮らしている。柏葉さんは花巻市出身で、本県を舞台にした児童小説「岬のマヨイガ」の作者。そのださんは盛岡市出身で、漫画「ずったり岩手」で日々の暮らしをつづっている。
都市部で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、地方移住への関心が高まっている。達増知事は「3人は継続的に岩手の魅力を発信している。移住・定住の促進を広くアピールしてほしい」と期待を寄せている。